2013年12月20日

暮れに寄せて

こんにちは。 
相変わらず、今にも止まりそうな勢いのBlogデス。
もし更新が滞っても、わたしは元気なので心配しないでくださいね。 ^^/

11月には 「東急ハーヴェスト熱海伊豆山」という、波音の絶えず聞こえる贅沢なホテルで、二晩歌わせて頂いて来ました。
泊まりでの演奏は初めてでしたが、頼れる小泉清人さんと楽しく行ってきました。
夕暮れのラウンジから見える海や街の灯りはとても綺麗で、bossa novaにはこの上ない場所でした。
温かく聴いて下さったお客様、お世話になったホテルの皆さんも、本当にありがとうございました!










熱海への往復には、懐かしい小田原厚木道路を通りました。
幼少から父の転勤のため ひと所に3、4年住んでは引越しを繰り返して育ったわたしは、小3の秋から中1まで平塚に住み、毎週この道路を通って 厚木までピアノのレッスンに通っていたのです。。
改めて母に感謝しながら 昔と変わらない山なみを眺め、時の流れを思って 胸が一杯になりました。

そういえば、まだこちらでお知らせしていなかったかと思いますが
Soundcloudに、1stアルバムに入れそびれた録音などを少し載せています。
よろしければ、ぜひログインして 聴いてみてくださいね。
http://soundcloud.com/naoko-rio-yonai/


年内は あと2回演奏があります。
あす21日、経堂「MALLET」のクリスマスLiveには、おかげさまで沢山のご予約を頂きました。ありがとうございます!クリスマスに似合う音をお届けできたらと思います♪

そして27日は 日暮里「PORTO」にて、暮れの年越しライブ。この日は熱唱系でお届けしようかと思ってます♪ お仕事納めに音楽でも聴きながらゆっくりお酒をという方、お待ちしておりますね。お一人さまも大歓迎です。


今年は事情あって 活動控えめの一年になりましたが、
それでも振り返れば意外にたくさん演奏の機会を頂き
みなさんと音楽を通して貴重なひとときご一緒できたこと、
感謝しております!
  
この特別な季節、お体を大切に
どうぞお元気でお過ごしください。

 

2013年11月1日

10月終了!

台風が来たり、家族のイベントなどが毎週末続くなか
大事な演奏もあって、精一杯過ごした10月でした。
お天気不安定な日も多かったですが、お元気でしょうか。。

10月の2本のライブ、おかげさまで無事終わりました。
初旬にカゼをひいてしまい、ノドを温存してはライブで使い果たすという状況になりましたが、演奏当日は温かいお客さまに恵まれ、楽しく得難い時間を頂きました!
10月中にアップするつもりでしたが、もう月が変わってしまいましたね~

11日(金)の池袋「Montgomery Land」。
台風の予報でしたが 早めに通り過ぎてくれました。
半年ぶりにご一緒できた小泉清人さんに温かい音を頂き、とても楽しいライブになりました♪
9月に亡くなった Oscar Castro Nevesさんを偲んでの `Chora tua tristeza`や `Onde esta você ?`、むかし懐かしい `椰子の実`や `里の秋`、そして1stCD「Rio meets Koizumi」から「こころ」やTom Jobimの楽曲など たくさんお届けしました。




25日(金)は日暮里「Bar PORTO」。
この日もまたまた台風予報。。どうなることかと思いましたが、意外にも雨に降られずラッキー。前原孝紀さんだけの美しい音色や凝ったコード・ワークには、いつもながら覚醒させられます♪ こちらも至福の時間。
Vinicius de Moraesが今月生誕100年とのことで、ユニット「ボサノバ練習」以来 10年ぶりくらいに 'Berimbau' をやりました。
終わってホッとしていたら、帰り道は思いっきり豪雨。



1st
 The nearness of you
 こころ
 Sabiá
 Folha secas (枯れ葉のサンバ)
 Look for the silver lining
 Carinhoso
 Luiza
 Menina da lua

2nd
 Garota de Ipanema
 Eu não existo sem você
 Estrada branca
 Berimbau
 わたしも海に帰るから(original)
 Se todos fossem iguais a você
 Frevo de Orfeu
 Isto aqui o que é ?
 Carolina

天候不順にも負けず いらして下さったみなさま、本当にありがとうございました!!
(写真は高校の先輩Sさんに頂きました。どうもありがとうございますーー)

この他 12日(土)には、中目黒「楽屋」のイベントVIVA!Brasilにて、ミニ・ワークショップでポルトガル語っぽく聞える発音のコツなどお話してきました。体調不十分でいつもの声の半分もお届けできず残念でしたが、わたしにとってはかなり大事に思う点をお伝えしました。
1stCDのサウンド・プロデューサー=モリ・ナヲキさんに、イレギュラー・チューニングのレアなウクレレでお付き合い頂きました♪ 参加された皆さんの熱い演奏に、心洗われました。

本日はもう11月1日。。
夕方には 初めて伊豆で歌わせて頂くことになってます。
またご報告しますね!

2013年9月7日

珠洲焼

まだまだ暑い日が続きますが お元気でしょうかと。。
そんな風にこの投稿を書き始めて早3日。書き上げ切れないでいるうち、世間は急激に涼しくなってしまいました /汗
きょうは窓を閉めて寝ないとカゼをひきそう。でもエアコンとさよなら出来て、この夏ずっと乾燥気味だったノドは喜んでいます。

またひと月振りのアップ。日々あれこれ精一杯過ごした夏休みもぶじ終わり、一息ついてます~。

夏の終わりに雷が鳴って雨が降ると、決まって浮かぶのはJoão Gilbertoの「Aguas de Março (三月の水)」。 `小枝・石ころ・ガラスのかけら=すこし淋しい。それは夏を終わらせる三月の水=人生への秘かな誓い `。。過ぎていった夏を想います。

前回お話した海辺のキャンプで 朝から大雨という日、外で遊ぶのは諦めて、以前から興味のあった珠洲焼の体験教室に参加しました。

珠洲焼は、珠洲で採れる粘土を使って釉を掛けずに焼く、シンプルな陶器です。室町後期を境に それまでたくさん流通していたものが何故かぱったり途絶えてしまったそうですが、ここ数十年の復興政策が功を奏して五百年の眠りから覚め、再びその勢いを盛り返してきました。 窯の中で舞い上がる灰が自然の釉となり、その時限りの表情が生まれます。ストイックで枯れた質感は、植物やお料理を引き立てます。

ひさびさの粘土いじりは楽しくて、夢中で作業しました。その後 窯元で乾燥させ焼き上げたものを、送って頂きました。









 

家族みんな 初めてにしてはなかなかの出来!? ww
たいへん素敵な工房に伺ったのですが、そのお話はまたの機会に。

ライブの方は、しばらく間が空いてしまいました。
すこし体のメンテをして、また秋以降
いい音を聴いて頂けるよう励みます!

 

2013年8月1日

海へ行ってきました

先週は少し早い夏休みを頂き、能登半島の珠洲で一週間ほどキャンプしてきました。15年ほど前だったでしょうか、半島のキャンプサイトを順に巡って一番気に入った場所へ、今は子を連れて通っています。

そこは最果てのような南国のような不思議な土地で、何より空気が素晴らしくまろやかに澄んでいて、呼吸する度に体が喜ぶ気がします。

シュノーケルしたり磯遊びしたり、毎日波の音を聞きながら眠りについて(いえ一晩中カミナリが鳴っていた夜もありましたが)。。居るあいだにどんどん体や心の中の余分なものが消え、新しく入れ替わっていくのです。
おかげさまで心身すっきりと野生化して戻ってきました /笑

週末の3日は久々のライブ。
爽やかな海風を感じて頂けるようがんばります。
みなさま 土曜の夜はどうぞ日暮里「ポルト」へお運びください。
お待ちしています!

2013年7月18日

おひさしぶりです


すっかり間が空いてしまいました。
4ヶ月も更新しなかったのは、ブログ開設以来初めてです/汗
時々自分のブログを見るたびにまだ春のままなので、うわっと思いながらパソコンを閉じ、また日々に追われておりました。

この春は家の水回りなどを少しリフォームをすることにしたのと 子の進路についての調べ物などで、少々根詰めていました。そして4月の大きなライブが終わってほっとした5月にカゼをひき。。

ともかく、途中で業者さんを変えて練り直した家の工事も先月ぶじ終わり。
工事はお友達の建築士ご夫妻のT工房さんにお願いしました。 みなさん細やかにして豪快・的確なお仕事ぶり、期待以上の仕上がりにとても感謝しています。

そんなドタバタな日々の中でご報告しそびれましたが、演奏の方も、この間に頂いたライブの機会はすべて全力で務めさせて頂きました。 4月の中目黒「楽屋」でのランチ・ライブ。5月後半にお話頂いたとあるライブのゲスト演奏。そして6月の日暮里「ポルト」でのライブも。その日にしか出来ない、手応えを感じる内容だったと思います。お運びくださったみなさま、どうも有難うございました!

今は少し疲れが出てしまったようで、またカゼひいていますが/笑
季節も進み、また新鮮な気持ちでがんばって行けそうです。
次回は8月3日、ポルトでの演奏です。

これからも更に、自分がイイと思える音をお届けして行きたいと思いますので
どうぞよろしくお願いします。






2013年3月13日

春眠

こんにちは。お元気でしたか ⁉︎
こちらは やっぱりまだ寝ています。なんて /笑

びっくりするほど暖かい日がちらほら。
春ですね。
今年はなかなか春一番が吹かないなぁと思っていたら、
2月の終わり頃からでしたか、おぉ来たナという感じで
今日もひどい風。。外にいる方が心配でした。

先月の日暮里「ポルト」、おかげさまで無事終えることができました。
お運び下さったみなさま、お礼が遅くなりましたが
温かく聴いてくださり、本当にありがとうございました。m(_ _)m

最近この季節には、どうしても「ふるさと」や
「Smile」を歌わずにはいられず。
万感の想いで歌っているつもりなのですが、録音でチェックするとまだまだ。
もっと深さをと思います。

震災があってから2度目の3月11日が過ぎました。
 
子のクラスに、福島から越して来た友人がいるのです。
「大変だったと思うけど、地震がなかったら会えなかったから」と、子は前向きに話します。
去年のクラス行事では笑顔で未来の夢を語ってくれた彼女、この所お休みがちで心配しています。放課後はみんなとよく一緒に遊んでいて 元気そうなのが救いですが。。
心を離さず見守りたいです。


ところで、また新しく英語の発音矯正用の教材を買ってしまいました。
前回そういった教材を買ったのは、確か1stアルバムを出す前。
今回はさらに良い内容で、これまで明瞭でなかった点まで明らかに!
あとは体に覚えさせるだけ。納得行くまでもう一息です。

4月は、12日(金)に前原孝紀さん(g)と日暮里「Bar PORTO」。
そして20日(土)には小泉清人さん(g)と中目黒「楽屋(RAKUYA)」にて
` Rio meets Koizumi Kiyohito =ランチ・ライブ` です。
とても素敵なウッドベースの大角一飛さんと初共演させて頂きます。
ぜひチェックしてくださいね。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~rio_memo/

来月、お会いできますように♪










( 写真は大学の先輩 Tさんに
 頂きました。ありがとうございます。
 ニットのミニ・ワンピにベレー帽は、まるでドリフの聖歌隊!? )
 
 


2013年2月22日

きょう!

本日は、日暮里「Bar PORTO」にて
ギタリストの前原孝紀さんとデュオLIVEです。
19:45 スタート。

きのうのリハで前原さんのギターはますます美しく、
歌い手も冬眠から覚め、
春らしい音をお届けできる予定です。
よろしければ、どうぞお越しください~。

 


2013年2月15日

ライブです♪

潜伏してしまいました。
辛いニュースなどもいろいろありましたが
お元気でしょうか。。

演奏がないと、意識は春を待つ冬の木の芽さながら どんどん内側へ。。
何年かぶりに「ボサノヴァの歴史」を読み返したり、
ギターやフルートの練習をしたり していました。

冬眠明け、大切な友人の一周忌も過ぎまして。。
ギターでの弾き語りは bossa novaの王道スタイルで
15年ほど前ボサノバを歌い始めた頃に一時ハマりましたが、
その後 ギターは上手な方に任せることにして 歌に専念したので、
結構久しぶり。
フルートの方は音が鳴るだけで新鮮という状態です。

そしてハっと気付けば、今年初めての演奏がもう来週!
(なんて、いちおう書いてみたりして )
 
この季節にぴったりの美しくちょっと切ない春の曲など選んで
前原孝紀さんと一緒に、瑞々しくお届けできたらと思います。

 2月22日(金) 日暮里「PORTO」
 リオ(vo)  前原孝紀(g)
 19:45~ /charge 2000円

「ガージェリー」という美味しいビールと共に
音楽を楽しめる「ポルト」に
よろしければ、ぜひお運びください~。
http://www.gargery.com/pick-up/6120/

春はもうすぐ。
お元気でいてくださいね!

2013年1月22日

Michel Petrucciani「情熱のピアニズム」

今のWOWOWがスタートした頃。
Bモード放送という裏プログラムみたいなのがあって
そこで「St.GIGA」という映像なしの音楽番組をやっていました。
波の音や川のせせらぎといった自然音に混じってJazzやBrasil音楽が流れてくるという 私にとっては天国のような番組で、毎日聴いていました。

まだネットが普及する前のこと。「おー 今のは誰の音楽♪♪?」と思ったら電話で聞くと、担当の方がその時間に流れていた曲を調べて 教えてくれるのです。
かの Joao Gilbertoや、今日のタイトルにある Michel Petruccianiの名前に出会ったのも、たしかそのSt.GIGAの問い合わせ窓口でした。

このピアニストを聴いてみたいと友人に話すと、運良くペトルチアーニばかり8枚ほど ジャズ通の彼から借りて来てくれました。そして「一番気に入ったCDを一枚あげる」という有難いお言葉に甘え。。以来ずっと大切に聴いているのが この「Oracle's Destiny」(1982) です。

とびきり光を感じる 深い音の連なりに、
いつの間にか別世界へ連れて行かれます。
その頃はコンテンポラリー・ダンスをやっていたので、誰もいないダンス場でこのアルバムを流して、即興で踊ったりしていました。

CDに演奏者の写真はなく どんな人が弾いているかわかりませんでしたが、わたしはこのアルバムが大好きでした。
本当はミシェルの写真はジャケットの内側にあったのですが、何というか子どもが写っているような印象で、当時はそれがあの力強いピアノを弾くご本人とは思いませんでした。。
数年経って初めて彼のライブ映像を見た時には、力強いタッチから繰り出される色彩豊かな音に眩暈を覚え、さらに好きになったものです。

そんなミシェル・ペトルチアーニの
ドキュメンタリー映画が公開されています。
出不精なわたしが、もう2度 観に行ってしまいました。。
2月には、下高井戸シネマでも上映されます。

「情熱のピアニズム」

でも彼のことをこれから知る方には、
映画館に行く前に まずぜひ、
その音楽を先に聴いて欲しいのです。

Oracle's Destiny」から数えて15年後、亡くなる少し前にフランクフルトで収録されたライブ盤「Solo LIVE」(1997) は、瑞々しいオリジナル曲を中心に1曲ごとにイメージ満載で聞かせてくれ、彼の凄さがダイレクトに伝わってきます。

天賦の才と弛まぬ努力に加えて 当時の一流ミュージシャン達との共演で磨き上げた、彼だけの壮大なピアノ世界です。

内と外で、対照的な雰囲気ではありますが、
どちらも明るいパワーをもらえるアルバムなので、よかったら聴いてみてくださいね。
(追記: iTunes Storeで試聴できます)


最後に、前回お約束した蓼科(車山にて)の写真を。。
毎日寒いですが、どうぞお元気で!




2013年1月9日

Feliz Ano Novo ♪

新年おめでとうございます
ご挨拶、おそくなりました

昨年はおかげさまで たくさんの方に演奏を聴いて頂くことができ、
感謝の絶えない一年でした

みなさんが 今年もできるかぎり健康に過ごせますように!
厳しい状況にある方に、光が差しますように!
いい音楽といい笑顔に、たくさん出会えますように!
お祈りしています

わたしは今年も bossa novaという複雑で飽きないフォーマットに乗せ、静かで心潤う音楽を目指したいと思います

年明けは しばし冬休みをいただき、2月から始動の予定です
なんちゃって冬眠モードで、春に備えて力を蓄えたいと想います
今年もがんばって歌っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします♪

年始は、久々に長野の蓼科に行ってきました
15年以上通った大好きなログ・ペンションがなくなってしまってから、4年ぶりでしょうか。。 もはや禁断症状に耐え切れず、衝動的にネットで見つけた車山の小さなオーベルジュへ
冬山の清冽な空気をたくさん取り込んできました

写真の一番低い所は白樺湖、白い山は蓼科山です
また追って 写真アップします